離婚



徹底的に勝ちますよ(笑)


*実際の事件とは内容を変えて掲載しています。

_離婚相談の依頼は多いようですね。

「ずいぶん前の話ですが、知り合いの会社経営者から連絡があって友達が離婚したがっているので、相談に乗ってくれと。それで本人が見えまして、お話をうかがったところ、早い話が別の女性が居るから離婚したい、と。」

_よくある話ですね。

「で、法律相談のテレビ番組や、普通の弁護士に聞けば『そりゃ、あなた慰謝料払わないと駄目ですよ』という話になるわけですよ。あなたの不貞が離婚原因なわけだから、というわけで。」

_まあ、当然でしょうね。

「確かに一般的な倫理観に照らして言うならば、明らかにその男性が悪いわけです。ただ、少なくとも私に相談に来ている以上は、あなたが慰謝料を支払いたくないのであればそういう結果を出せるように最善を尽くしますよと。そう答えました。」

_ほう。

「私はそこで、慰謝料を払わないと駄目だとか、客観的な意見を述べるつもりは毛頭無いと。あなたから相談を受けて、あなたからこういう風にしてくれと言われたら、あなたが望む結果を出す方法を考えることが弁護士の仕事だと思っていますと。そうお話しました。」

_なるほど。

「良い悪いの判断は裁判所がすることで、弁護士のすることではないんです。弁護士は依頼主の利益の為に全力を尽くすということです。それが弁護士の仕事であると。少なくとも自分を頼ってくれる人の為に最善を尽くすことが自分の使命ですので。逆にこれが奥さん側からのお話であっても、私に委任してくれるならば最善を尽くします。依頼主の望む結果が得られるようにね。」

_100パーセント勝てますか?

「いや、もちろん100パーセントと言うことは出来ません。でも、この場合奥さん側としては何としても慰謝料を取りたいでしょうから、出来る限り高額な慰謝料を取るにはどうすればよいかを考えます。弁護士の仕事は中立的な立場に立って善悪の意見を言うことではなく、依頼してきた依頼主が満足する結果を得ること、そのために努力することだと思っていますから。立場が逆転すれば考え方もやるべきことも全て逆の立場で考えることになります。」

_なるほど。

「ある奥さんから相談を受けて、今度調停が始まるんですけれど、そちらは逆に奥さんの側に男性が居て、離婚したがっているわけです。その上、子供の親権が欲しいと。で、旦那さんには、別の男性が居ることはバレていないんです。これなんかも、一般的な倫理観に照らしたら、ひどい奥さんとなるわけです。」

_まったくひどい話ですね。そんな女に親権は渡せないぞと(怒)

「そうそう(笑)。でも、自分を頼って来てくれている以上は、もちろん勝ちたいと思っています。最善を尽くして親権も取りに行きますよ。それが弁護士だと思っていますので。」

_…先生を敵に回したくないですね(汗)